「んじゃ、保住先生とこ行くぞ」
「え、わっ!?」
ふわりと、体が宙へと浮いた。
気づけば、八雲にお姫様抱っこされていたのだ。
「ええっ!?歩けるのに!!」
「うっせーし、いいから抱かれてろ」
抱かれてろって……なんか恥ずかしいからやめてほしい。
別の意味に聞こえるじゃん!!
でも、そうつっこむのは恥ずかしいから、1人で顔を赤くして悶えた。
「ってあたし……これで2回目だよ、保住先生ところに行くの」
「足怪我するわ、腕ヤケドするわ……本当に、ほっとけねーやつ。四六時中見張ってねーとなんねぇな」
なら、見張っててもいいよ……なんて。
言ったら八雲は困るのかな?
でも、それくらいあたしのことを見つめてて欲しいんだよ。
「保住先生、すんません」
「まーた怪我したのね、神崎」
保住先生がいるテントのところへやってくると、先生が早速あたしの腕を手当してくれた。


