【完】うぶな私がイケメンチャラ男と恋するまで



--Yuno:Side--


白くふわふわした、女の子の憧れであるウェディングドレスを着た璃乃さんはとても綺麗で可愛くて息を飲んでしまった。


今日1番の幸せものだろうと誰もが思うあの笑顔。


隣に並ぶ松下くんも、白いスーツを窮屈そうにしていながらも幸せそうに笑っていた。


幸大の話に聞くよりも実物は本当に格好よくてビックリした。


ああ、こんな人も自分と同じ地に立っているんだなと。


テレビの中にいてもおかしくないくらいの容姿、華、オーラ。


そんな彼に気を取られていて、気付いたら璃乃さんはこっちに駆け寄ってきていた。


幸大も嬉しそうに歩み寄る。


…私はお邪魔かな?


そう思って、私は璃乃さんを愛おしそうに見つめる松下くんの元へ行った。