「Congratulation!!
良くぞ悪魔に騙されずにここまで来たな!」
「…え?」
さっきの閻魔大王が両手を叩いて笑っている。
「あの札は窪みに差すことで生者を葬る威力を発揮する悪の道具だったんだ。
よくぞ見抜いた。さあ先へ進みなさい」
頭がぱっとしないまま先へ進む。
だんだんと光が見えて、進むと完全に体が光で覆われる。
「おめでとうございまーす!
景品のぬいぐるみと、引換券です!」
今まで暗い中にいたせいか、明るい場所に目が慣れない。
「…ありがとうございます?」
とりあえず受け取るだけ受け取って、お化け屋敷を後にした。

