「なー美海ー」 こんにちは。美海です。 只今授業中、 隣の席の蒼空が騒がしくて シカトしてます。 「美海、構って」 「授業中だバカ」 「美海いつも寝てるだろ」 そのとおり。 生物の授業とか眠いだけ。 わかってんなら 寝かせてほしいわ。 「美海ー…」 「うるさい」 駄々をこねる蒼空を ぴしゃりと黙らせたあたし。 一瞬ものすごーく 寂しそうな顔をして、 反対側に顔をむけて伏せてしまった。 まぁ、いつものことだ。