「千花ごめん」

そう言った瑠衣の声は今までにないくらい悲しい声で
でも抱きしめられた腕は力強くて。

「もう千花だけしか見ないよ
絶対に悲しませたりしない。

不安になんかさせないから。」

「っ…ほんとっ…に?」

腕を離され目を合わせられる。
久しぶりにこんな真剣な表情を見た気がする。


「千花にどんなこと言っても信じてもらえないのわかってるんだ。
千花にはたくさん辛い思いさせたし。
我慢もさせた。

これからはたくさん幸せな思いをしてほしい。
わがままもたくさんいって?」