彼がいくら他の人を抱いたって
ずっとずっと我慢してきた。
仕方がないって割り切ってきた。
魅力がない私が悪いって言い聞かせて自分磨きだって頑張った。
記念日を聞いたことは本当に最後の賭けだった。
彼は覚えていてくれる。
覚えていて当たり前だろって優しく笑いかけてくれる。
もしかしたらプレゼントだって考えているかもしれない。
そんな淡い期待を持っていた。
ずっと泣いても泣いても涙は止まらなくて。
それ程愛していたことを思い知らされて。
今日のために頑張ったメイクも服も髪型も全部が無駄に思えて。
私はただ泣くことしか出来なかった。

