誰も必要としていないこの世界から。 私を待ってくれている、お母さんたちの元へ。 さよなら、世界。 残酷で、冷徹で、無情なこの世界。 靴を脱いで“さよなら、世界”そう打ち込んだ携帯を捨て去って。 屋上の端に立つ。 なんの希望もない世界から、私は今。 その時――――― 世界がグワンと歪んだ気がして、意識が吹っ飛んだ。