完璧執事の甘い罠



「長い間、幽閉のようなことをしてしまってすまなかったね」

「・・・いえ」



エリックさまはできるだけ小声で話し始める。
私もそれに倣い、小声で返事をした。




「心細かっただろう。誰とも会わず話もしないというのは」

「・・・いえ。でも、どうしてこんなこと・・・」

「キミは、今日ここで死ぬ」

「――――え」




サラリと真っ直ぐ目を見据えられ告げられた言葉。
私は目を見開く。
ゾクリと背筋が凍り、一歩後ずさった。




「よく聞いて。キミはここで死ぬ。死因は病死。原因不明の高熱におかされ一週間の闘病ののち、助けられずここで亡くなるんだ」

「え、ちょっと待ってください・・・」




感じた恐怖は一瞬で消え去り、エリックさまが話す話を信じられずに聞いた。




「明日の朝、それをシーエン王国の国民、並びにアルバーナ王国にも伝える」

「ちょっと待ってください、話がよく・・・」