完璧執事の甘い罠



「きれい・・・」



アクセサリー店に入ると、私はショーケースに並べられたアクセサリーを眺める。
姫として過ごしていると、ドレスに合わせた装飾品をつけることはままある。
それでも、やっぱりこういうのを見るのは変わらず好きだと思う。



「ねぇジル・・・」

「はい」

「ジルにネックレスを一つ選んでほしい」

「ネックレス、ですか?」

「うん・・・。お金は、私が出すから」



ある程度のお金はもらっている。
使うことがなくて、ほとんど使ってはいないけど。
だから、こういう時に使いたい。



「そういう事でしたら、私が何か一つプレゼントいたします」

「・・・え!?」

「選ぶだけ選んでお金を出させるなんて、そんなまねできませんよ」



ジルはそう言って笑った。
嬉しい・・・。