完璧執事の甘い罠



「この通りは、カフェなどのご飯処が立ち並ぶ通りです」

「うわぁ!美味しそうな匂いがする!」




ジルがノエルに直談判してくれたのと、王さまに許可をもらってくれた事で私たちのデートは実現することになった。
もちろん、ノエルは側についてくれているけど、ノエルの計らいで傍から見れば二人でいるように思える。




「ねぇジル、見て!出店みたいなのもある」

「店頭販売もとても盛んなのですよ」

「ねぇ、どれか買ってもいい?」

「買い食いなど・・・・・・、仕方ありませんね、今日はいいとしましょう」

「うん!」




ジルはいつもの癖のように厳しい声をかけようとしたけど、ハッとしたように許してくれた。
敬語が取れないのは仕方がないと諦めた。
それでも、今日は恋人同士って言うのを、ジル自身も思ってくれている様で嬉しい。