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「いつまでそんなふて腐れているつもりだ」
部屋の隅で蹲り動こうとしない私に、クロードは呆れたように言い放つ。
私は、ダリウス王国にやってきてからずっとこうしてボイコットを続けていた。
皆はどう思っただろう。
裏切られたと思っただろうか。
それとも・・・。
でも、これで私は、皆の事を護れただろうか。
「お前につけるメイドを連れてきた」
「・・・別につけていらないです」
「なんでもこの者に言うといい」
クロードは私の言葉も無視し、何のためらいも見せずにそうつづけた。
私の意志も意見も関係ない。


