ゆるゆる監禁生活

興味を持ったもののやはり関わる機会は全くと言っていいほどなかった。


入学式あんな話をされたのに告白する勇者が何人もいる、っていう噂は聞くけどそれだけ。


時間が経つにつれ、興味も薄れていった。


だけどある日。



「お前図書委員になったから」



「は?」



担任のその言葉が受け入れられなかった。


なんでよりよって図書委員?


当番の日は昼休み、放課後が潰れてしまうので人気のない委員の1つ。


委員会決めの日熱が出て休んだのがいけなかった。


かと言って文句を言ったって決定事項は変わらない。


渋々委員会に出たら、梨花がいた。