「ぐぅっ……」



「それで?10字以内で言い訳とやらをしたらどうですか?」



「あいつストーカー」



マジで10字以内に収めやがった。


しかもとっても分りやすい。



「要約の才能ありますね」



「そこ?」



「ここまでついてきたストーカー気持ち悪い。智也先輩の唇奪ったストーカー許せない。私だって……」



「え?」



おーっと。口が滑ったぞぉー。


ストーカーへの嫌悪感が高まって、つい私の気持ちまで暴露しかけた。


いやもうここまで言ったなら全て言ったも同然。


現に智也先輩はすごくニヤニヤしてるんだから。