ゆるゆる監禁生活

私より先に足がついた男達はあろう事か、私から浮き輪を取り上げた。


まぁ勿論私沈むじゃないですか。


苦しいじゃないですか。


死ぬかと思うじゃないですか。


誰かが助けてくれたんですよ。


まぁ1番良いのは智也先輩達なんだけど、そういうわけにはいかず事の発端が助けてくれました。



「っは」



「じゃ行くか」



男達は、意識が飛ぶか飛ばないか、智也先輩達が追いつくか追いつかないか、そんなギリギリな時間私を沈め、お姫様抱っこで救出した後全力で走り始めた。


こいつら砂浜なのに走るの速い。


絶対毎日海に通ってるよこいつら。


智也先輩達とどんどん距離が開いていく。