「……梨花、置いてくぞ」
「え、やです」
私がバカなことを考えている間にカップルさん達はもう海に入ってしまったようだ。
私は智也先輩が持っていた私用の浮き輪を奪って全力ダッシュ。
待ってくれてた智也先輩を置いていくのは少し悪いかなと思ったけどあの2人が人を置いていって楽しそうに遊ぶから悪い。
結構深い方まで泳ぎに行っている2人を浮き輪を使いながらバタ足をして追いかける。
だが。
「全然進んでないけど?むしろ波で後退してるけど?」
「……先輩は私を見捨てませんよね?」
「じゃあがんばれよー」
「せんぱーい!!」
さっき置いていったことをまだ根に持っているのだろうか。
だとしたら性格悪すぎる。
誰か、どれだけバタ足をしても何故か砂浜に戻っちゃう私を助けて!!
「え、やです」
私がバカなことを考えている間にカップルさん達はもう海に入ってしまったようだ。
私は智也先輩が持っていた私用の浮き輪を奪って全力ダッシュ。
待ってくれてた智也先輩を置いていくのは少し悪いかなと思ったけどあの2人が人を置いていって楽しそうに遊ぶから悪い。
結構深い方まで泳ぎに行っている2人を浮き輪を使いながらバタ足をして追いかける。
だが。
「全然進んでないけど?むしろ波で後退してるけど?」
「……先輩は私を見捨てませんよね?」
「じゃあがんばれよー」
「せんぱーい!!」
さっき置いていったことをまだ根に持っているのだろうか。
だとしたら性格悪すぎる。
誰か、どれだけバタ足をしても何故か砂浜に戻っちゃう私を助けて!!


