「胡桃、どれがいい?」




「・・・えっ?」




「買ってやる。どれがいい?」




申し訳ないけど・・・お言葉に甘えよ。




ん〜・・・ジュースとかだとちょっと
高いしな〜・・・




「おい」




「は、はいっ?」



「値段とか気にすんなよ」




エスパーかっつーの。



今、完璧私の心の中を読んだよね。




なんか、すごいなぁ。




なんて思ってる場合じゃなかった・・・




どうしよ・・・




「じゃぁ・・・ホットココアで」




「了解」




そう言ってお金を払って、ボタンを押して、私にココアを渡してくれた。




「あ、ありがとう」



「別に」