「あ!唯翔!イルカ見に行こうよ!」
「あぁ」
あ!冷たい唯翔だ。
何を契機に気分が変わるんだろ・・・??
不思議に思うくらい変わるんだよね。
まぁ・・・慣れているからいいんだけど・・・
「何時から何だろ・・・」
「さぁ」
も〜う!私には未だに全く理解できないし!
まぁいいか。
「胡桃、喉かわかねぇ?」
「ジュース買いに行く?近くに自動販売機あるし」
「あぁ」
さり気なく私の手を優しく包み込むように握ってくれた。
「花火大会の時みたいな目に合わせたくないし、はぐれてほしくねーから」
「あ、ありがとう」
やっぱり、唯翔は冷たい時もどこか優しさがある。
今すごくドキッてした。



