風邪ひいてたりだったらわかるけど・・・
「はぁ・・・」
溜息つかれるし・・・
「やっぱ今日わかんねぇ」
「何が??」
「調子が狂うんだよ」
ちょ、調子が狂う??
私には意味が良く分からないんだけど・・・
「唯翔、可愛くて照れてんじゃね?」
「ば、バカ、ち、ちげーから」
「図星だー」
久々に唯翔と神谷くんが話してるところを
見たかもしれない。
なーんだ、仲直りしてんじゃん。
っというか、喧嘩していたかさえわからないけど・・・
「唯翔唯翔〜」
私は唯翔の手首をガシッと掴んで、思い切り引っ張った。
「見て見て〜!また大きい魚!」
「ははっ」
あ、あれ・・・??
私、失言したのかな??
すごく笑われている気がするのは
なんでだろ??
「なんで笑うの??」
「いや、胡桃が無邪気すぎっていうか幼すぎて可愛いなって」
「絶対可愛いなんて思ってないでしょ!」
「いや、本当だって!」



