絶対好きにならない






「お前も触られてんじゃねぇよ」



「・・・ごめん。ごめんなさい」




唯翔は怒ってて、怖すぎるし・・・謝ることしか出来ない。




『ありがと』って言いたいのに・・・




「俺もごめん」




「唯翔は何も悪くない。私が悪いの。だから、謝んないで?」




「ごめん・・・1人にしてごめん」



「ううん・・・」




せっかく楽しみにしてたのに、こんな目に会うなんて・・・思ってなくて。




でもね・・・




「すごく嬉しかったんだから」




「・・・」




「唯翔が助けてくれて。来てくれて。見つけてくれて。嬉しかったんだからね!助けてくれてありがとう」



「ったく・・・心配かけんなっつーの」




「ふふっ」




あいつらに怒ってる時は怖かったけど、どこかかっこいいとも思ってたよ!




言葉遣いは多少荒かったけど・・・