だって。 こうして話すときも、春は目を合わせてくれなくなった。 ゲームが好きな彼は、私といるときでも視線は画面の向こう側。 ……いつからだったのかな。 私の名前を呼ばなくなったのは。 手を繋いでくれなくなったのは。 デートをしなくなったのは。 春が、好きと言わなくなったのは。 ………もう、倦怠期どころじゃない。