テーブルに戻ると京介と克哉がメニューを広げていた。
試合後でお腹が減っているのか大盛りメニューを真剣な表情で吟味している。
「ハンバーグが食べたいけれど、オムライスも捨てがたい」
「俺はラーメンが食べたいけど、から揚げもいいな」
そんな会話をとても真剣しているものだから、あたしと真尋は思わず笑ってしまった。
「それじゃぁ、克哉はハンバーグを頼んであたしがオムライスを頼めばいいじゃん」
真尋の提案に克哉が目を輝かせる。
「いいのか!? じゃぁ両方大盛りで頼んで真尋が食べきれなかった分を俺が食べるよ」
「それでいいよ。京介も、サナギにから揚げ定食を頼んでもらったらいいじゃん」
真尋の提案に、あたしは京介を見た。
それって、あたしの食べ残しを京介が食べるってことだよね?
他人がつついたものなんて嫌じゃないかな?
そう思った時だった。
「俺はそうしてもらえるとありがたいな」
と、京介が言ったのだ。
「い、いいの?」
「いいもなにも、俺はから揚げも食べたいんだからいいに決まってるだろ? サナギが他に食べたいものがなければな」
「な、ないない!」
あたしは思わず勢いよくそう返事をしてしまった。
試合後でお腹が減っているのか大盛りメニューを真剣な表情で吟味している。
「ハンバーグが食べたいけれど、オムライスも捨てがたい」
「俺はラーメンが食べたいけど、から揚げもいいな」
そんな会話をとても真剣しているものだから、あたしと真尋は思わず笑ってしまった。
「それじゃぁ、克哉はハンバーグを頼んであたしがオムライスを頼めばいいじゃん」
真尋の提案に克哉が目を輝かせる。
「いいのか!? じゃぁ両方大盛りで頼んで真尋が食べきれなかった分を俺が食べるよ」
「それでいいよ。京介も、サナギにから揚げ定食を頼んでもらったらいいじゃん」
真尋の提案に、あたしは京介を見た。
それって、あたしの食べ残しを京介が食べるってことだよね?
他人がつついたものなんて嫌じゃないかな?
そう思った時だった。
「俺はそうしてもらえるとありがたいな」
と、京介が言ったのだ。
「い、いいの?」
「いいもなにも、俺はから揚げも食べたいんだからいいに決まってるだろ? サナギが他に食べたいものがなければな」
「な、ないない!」
あたしは思わず勢いよくそう返事をしてしまった。