「大丈夫だよ!別にどうこうしようとも思ってないし、最近は少し好きなやついるし」



少し顔が赤くなってるところを見ると本心らしい。



「ね、だれ?」


「んー。お前らと同じ高校らしいよ」


「らしいってなんだよ」



たしかに少しいままで悠貴が言っていた女の子たちとは反応が違って、本気になりかけているんだなってすげぇ伝わってくる。



「会ったこともないんだ…」



なんて言うと思ってなくて



「は!?」



って声がでる。


だって、いままで見た目で選んできた悠貴がだよ。
会ったこともない女を好きになるのか?



「そうなるよなぁ…だからいいたくなかったんだよ。あー」



恥ずかしそうに顔を覆う。



「お前…」


「なんだよ」


「本気なんだな」



俺の言葉にさっきよりももっともっと顔を赤くする悠貴がいた。



「俺だってビックリしてんだよ。あったこともないのに」



そのままベッドにダイブした。