それは人間というより獣に近い。

「分かったって、言ったよね? 本当にわかってる?」

「な……何……?」

「じゃあ俺が教えてあげる」

どきり、とした。

あれ、どうしてわたし、こんな風に慧斗を挟み込むみたいな格好をしてるんだろう。

それから膝裏を持たれて、ぐっと距離が近付く。足のあわいに慧斗の足の付け根が当たる。

その主張に、身体が固まる。

慧斗は慣れたように制服の上からブラのホックを外した。それも少しショックで、鎖骨を舐められたのは何とも思えなくなった。

くるくると胸をなぞって焦らしてくる。