ついに、この日がきた。






私は母とT高校へ向かった。


母はとても心配しているが、私は心配していなかった。



「たぶん、大丈夫。」


何でそんなに落ち着いてるのよ!

と、母に怒られた。




結果は…






合格!!!




前年よりも高い倍率の中、
「絶対に無理!」と担任に言われていたにも関わらず、

私はT高校への進学が決まった!



母は本当に驚いていた。
不合格だった時の慰めの言葉を真剣に考えながら、T高校へ向かっていたらしい。




「お父さんに連絡しなきゃ!あと、お義母さんと~…… !!」


母は携帯を忙しなく操作していたが、私は早く家に帰りたかった。



早く、報告したいから。