「確かめ終わったなら、また続けてくれればいいだろ?」
「いえ、自分を大切にしない人は抗争には参加させません。抗争前に俺たちはやることがいっぱいある。わざわざ慶也に構ってる暇はないんですよ。」
俺が抗争に出れない・・・? どういうことだよ!?
「なんで、なんでなんだよ!! 俺は自分のためでもあるけど、みんなのためにだって戦いたい。 燐をあんなにしといて黙って留守番なんてできるなよ!」
「彼のために戦おうと、誰のために戦おうとそれは同じですが、あなたがそう思うように、他の人もそう思ってます。抗争に出たいなら、もう1度よく考えてみてください。」
そういって真也は上に上がっていった。正直、ここまで真也に言われるのは初めてだったし、テンパってる。

