「じゃあもう少し実践的にいきますね。」
真也がそういった途端に流れが変わった。真也からも攻撃が出されて、航は受け止めるのに必死だ。それでも、さっき位の攻撃を仕掛けていて、攻防戦だ。
バン
航が最後は真也に一撃を決める所で終わった。結果的にはそれが受け止められて終わったんだが、1番キレがよかった。
「そこまでにします。航は攻撃の位置もタイミングも、防御も出来ています。でも、そうやって自分が本当に危ないと感じないとそういったキレやスピードが出ない。
自分の手で人を傷つけるのは怖いですか？それとも、自分は正しいと正当化されたいんですか？
まぁ、理由は何にしろ、そのままだと助けられるものも助けられなくなりますよ。もっと強くなりたいならちゃんと覚悟を決めてください。」
