クラスを見渡して航と慶也を探す。 2人ともいつも通りの席に座っていた。














慶也が朝から絡んで来ないなんて珍しいと思いながら俺は放っておいた。






































キーン コーン カーン コーン















トントン












叩かれるちょっと前に起きて気配を探っていた。 いつもとは違う気配だったから起きて様子を見る。
















「あ、あの。 もうお昼だよ。 珍しいね。いつもなら2人が起こすのに。」


















2人の名前を出さなくても誰のことか分かるくらい周りからみても一緒にいるやつら。 でもなぜか今日は接触が1度もない。
















「起こしてくれてありがと。」

















「あっ、うん。」















控えめな女子で良かった。ケバかったら速攻で鼻もげるし話したくないからな。それにしても、あいつらが謎だ。まぁ、俺個人としてはどうでもいいんだが。