安全運転で麗を送ったあと、気分を晴らすために思いっきりスピードを上げて風を感じる。 これが俺の気分転換でもある。ものに当たれない時とかには最高だ。嫌なこともこの時だけは忘れられる。 「・・・・・・あれって蓮さん? でも、なんか違う気がする・・・・・・もしかして、燐!?・・・・・・」 この姿の燐を航が見ていたことを燐は知らない。