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「……花、桜花!!」


はっと気付くと、亜咲に肩を揺すられていた。



「…もー、どしたー?もうすぐで、入場だってよ!」



そうだった。


今日は卒業式。今は、入場する前に、廊下で列を整えていたんだった。


うん、大丈夫ーと、答えた声が、少し掠れた。



「もしかして桜花、緊張してる?」



亜咲が、少しおどけた顔で私を見てくる。


そうなのだ。

この式が終わったら…。



今日で、私はこの恋を終わらせる。