「昴さん、その方は?」 「………」 「連れだよ連れ~」 昴の代わりに佑が答える。 「みんなこれは内密にね」 凪もそう言う。 内緒にするなら、初めから私を連れてこなければいいのに。 「陽葵のためだ。バレたら狙われるかもしれないからな」 私の心を読んだかのように陸は担がれている私にぼそっと言う。 ………なんでそこまで。 「しばらくこの子出入りするけど、みんな仲良くしてあげてね」 佑が笑顔でそう言うと、私たちは奥にあった厚いドアの中に入っていった。