部屋につくと、樹さんがドアを開けてくれた。 それに小さくお礼を言って部屋に入る。 「さっき、下の奴に言って荷物を置かせておいた。 制服と鞄に教材。 ここで待ってるから着替えておいで」 樹さんはそう説明して笑うと、パタンとドアを閉めた。 …………学校、か。