「あっ…」 目瞑ってただけ………? なんで私ってこんなによく物落とすの… 男子生徒が顔を上げようとした瞬間と声がかぶって… 「ご、ごめんねありがと…う…」 拾ってくれた男子生徒の顔を見て私は固まる。 黒くてサラサラの髪。 切れ長の瞳。 この人…… 「はい」 猫のキーホルダー拾ってくれた人と同じ顔してる…。 忘れるわけがないこんな綺麗な人…。 「?」 私が反応を示さないでいればあの時と同じように不思議そうな顔をしてる。 てっきり私より年上かと思ってたのに… 同じ年なんだ…。