そのキスで、忘れさせて





さっきのメッセージはいつの間にか既読になっていて、なんとハルキから新たなメッセージが届いている。




ー気にすんな





ハルキは……

テレビに出ながらあたしにメールを打つの?

……いや、遥希はハルキじゃない!

ハルキじゃない!!




必死に言い聞かせる。

そんなあたしの元に届く、もう一通のメッセージ。





ー俺に、惚れてもいいぞ





もう、本ッ当にふざけるな!!