遥希の言葉に、客席からテレビが割れんばかりの悲鳴が聞こえた。 やっぱりTODAYの人気は尋常じゃない。 そして、能天気な遥希にイラつく。 あたしはおもむろに、テレビの電源を切った。 一瞬で辺りに静寂が舞い降りる。 それがあまりにも静かで…… 初めて、一筋の涙が頬を伝った。