爽やかな秋風の中、私は軽やかな足取りで駅へと向かっていた。
街路樹達が若干色づき始めている。
気持ちいぃ〜。
私は秋の香りいっぱいの空気を大きく吸い込んだ。
天気になってよかった〜。
私は気づかないうちに歩くスピードが速くなっていた。
まだみんなついてないかな。
私は駅に着き、時計を見るとまだ、9時15分だった。
あっちゃ〜早く着きすぎた。私の計算では5分前ぐらいのはずだったのに。
私は歩くペース配分を完全に間違えていた。
私がケータイをいじってみんなを待っていると、
『あれ〜涼じゃん!何してるの?』
そこにはサッカー部の先輩2人組がいた。
片方は片桐先輩だった。
『お、おはようございます。友達待ってます』
『おぉいいねぇ〜。友達紹介してよ』
この人は田中先輩。サッカー部のキャプテンで背番号10番。
私のサッカー部で1番のイケメンで1番サッカーが上手。
彼女はいないらしいんだけど、
女癖がちょー悪い。
色んな女の子と歩いていたという目撃情報多数。
最近では3年の女子と非常階段でいちゃいちゃしていたと噂で聞いたことがある。
女の敵。クズ野郎。
『田中先輩には絶対嫌です!他当たってください』
私は顔は笑っていたが黒いオーラをまとっていたと思う。
『田中諦めろ。涼が嫌がってるだろ?』
片桐先輩が田中先輩の肩に手をポンっと置いてなだめる。
『気が向いたら、俺はいつでもウェルカムだから』
田中先輩はそう言うとウインクしてきた。
私は苦笑いしかできなかった。
『せ、先輩達はどこに遊びに行くんですか?』
私は無理やり話を変えた。
『俺たちラグビー部の試合見に行くよ』
片桐先輩が笑って答えた。
『えっ?』
私はびっくりした。
『明日オフだし片桐に街にナンパ行こうよ〜。って言ったらラグビー部の試合見に行くから絶対無理って断られたんだ』
田中先輩が悲しそうに肩を落として言う。
『そしたら、片桐が相手高校の応援来ている女の子ナンパすればいいじゃん。って片桐は試合を見られる。俺はナンパできる。お互いwin winな訳。』
田中先輩が笑顔になった。
『田中が遊ぼう遊ぼうってうるさいから。俺は絶対ナンパしないけどな』
片桐先輩が呆れて言った。
『なんでラグビー部の試合見に行こうと思ったんですか?』
私は片桐先輩に聞いた。
片桐先輩は少し黙った後、
『今日オフだったし、同じ高校のやつがプロのサッカーの試合もあるスタジアムのサブグラウンドで試合だぜ?今日勝ったら決勝はメイングラウンド。試合の雰囲気見てみたいじゃん。俺達もそこで試合できるように頑張りたいじゃん。』
片桐先輩は爽やかな笑顔で言った。
私はその笑顔にキュンとなった。
『涼はどこ行くの?』
田中先輩が横槍を入れて来た。
『私達もラグビー部の試合見に行きます』
『えっそうなの?じゃあ尚更お友達と一緒に、、、』
田中さんが言いかけようとした時に
『ほら電車くるぞ。早めに会場行って獲物物色したいって言ったの田中だろ?だいたい女連れでナンパ行くやつどこにいるんだ。涼じゃあな』
片桐先輩が田中先輩の後ろの襟を引っ張って連行していった。
『ちょっ、片桐〜。涼また後でね。』
『田中先輩ハメ外しすぎたら監督に言いますよ〜』
『涼、俺はどっちかと言ったらハメを外すよりは、ハメにだなぁ、、、』
片桐先輩がバシッと田中先輩の頭をはたいた。
私は苦笑いしかできず、手を振り2人を見送った。
街路樹達が若干色づき始めている。
気持ちいぃ〜。
私は秋の香りいっぱいの空気を大きく吸い込んだ。
天気になってよかった〜。
私は気づかないうちに歩くスピードが速くなっていた。
まだみんなついてないかな。
私は駅に着き、時計を見るとまだ、9時15分だった。
あっちゃ〜早く着きすぎた。私の計算では5分前ぐらいのはずだったのに。
私は歩くペース配分を完全に間違えていた。
私がケータイをいじってみんなを待っていると、
『あれ〜涼じゃん!何してるの?』
そこにはサッカー部の先輩2人組がいた。
片方は片桐先輩だった。
『お、おはようございます。友達待ってます』
『おぉいいねぇ〜。友達紹介してよ』
この人は田中先輩。サッカー部のキャプテンで背番号10番。
私のサッカー部で1番のイケメンで1番サッカーが上手。
彼女はいないらしいんだけど、
女癖がちょー悪い。
色んな女の子と歩いていたという目撃情報多数。
最近では3年の女子と非常階段でいちゃいちゃしていたと噂で聞いたことがある。
女の敵。クズ野郎。
『田中先輩には絶対嫌です!他当たってください』
私は顔は笑っていたが黒いオーラをまとっていたと思う。
『田中諦めろ。涼が嫌がってるだろ?』
片桐先輩が田中先輩の肩に手をポンっと置いてなだめる。
『気が向いたら、俺はいつでもウェルカムだから』
田中先輩はそう言うとウインクしてきた。
私は苦笑いしかできなかった。
『せ、先輩達はどこに遊びに行くんですか?』
私は無理やり話を変えた。
『俺たちラグビー部の試合見に行くよ』
片桐先輩が笑って答えた。
『えっ?』
私はびっくりした。
『明日オフだし片桐に街にナンパ行こうよ〜。って言ったらラグビー部の試合見に行くから絶対無理って断られたんだ』
田中先輩が悲しそうに肩を落として言う。
『そしたら、片桐が相手高校の応援来ている女の子ナンパすればいいじゃん。って片桐は試合を見られる。俺はナンパできる。お互いwin winな訳。』
田中先輩が笑顔になった。
『田中が遊ぼう遊ぼうってうるさいから。俺は絶対ナンパしないけどな』
片桐先輩が呆れて言った。
『なんでラグビー部の試合見に行こうと思ったんですか?』
私は片桐先輩に聞いた。
片桐先輩は少し黙った後、
『今日オフだったし、同じ高校のやつがプロのサッカーの試合もあるスタジアムのサブグラウンドで試合だぜ?今日勝ったら決勝はメイングラウンド。試合の雰囲気見てみたいじゃん。俺達もそこで試合できるように頑張りたいじゃん。』
片桐先輩は爽やかな笑顔で言った。
私はその笑顔にキュンとなった。
『涼はどこ行くの?』
田中先輩が横槍を入れて来た。
『私達もラグビー部の試合見に行きます』
『えっそうなの?じゃあ尚更お友達と一緒に、、、』
田中さんが言いかけようとした時に
『ほら電車くるぞ。早めに会場行って獲物物色したいって言ったの田中だろ?だいたい女連れでナンパ行くやつどこにいるんだ。涼じゃあな』
片桐先輩が田中先輩の後ろの襟を引っ張って連行していった。
『ちょっ、片桐〜。涼また後でね。』
『田中先輩ハメ外しすぎたら監督に言いますよ〜』
『涼、俺はどっちかと言ったらハメを外すよりは、ハメにだなぁ、、、』
片桐先輩がバシッと田中先輩の頭をはたいた。
私は苦笑いしかできず、手を振り2人を見送った。