「……首輪?」 「確かに流れとしてはそうだけど」 薫くんが笑いながら箱を開けると、細やかな鎖状の先にハートの形の金属がぶら下がっている。 ハートにはところどころピンク色の石が埋め込まれている。 「優衣ちゃんの友達に聞いたらブランドにこだわりはないって言っていたから、君に似合いそうなものを選んだんだ」 ブランド、と聞いて私は寒気を覚えながらもう一度ネックレスを見返した。 このピンク色の石ってまさか。……いや、無粋なことは考えずに素直に喜ぼう。