午前0時、魔法が解けるまで。








大学最寄りの駅の中にあるカフェ。

私と由美子は講義が終わって食事をすることにした。平日の夜とだけあり店内は静かで、お客さんも私達以外は数組しかいない。


夕方からレギュラー番組の収録があるとのことで薫くんは講義を早退していた。

それに合わせて逢坂くんも薫くんの護衛という名目でサボっ……帰ったらしい。



「それにしても、あんたらよくやくくっ付いたんだね」



先ほどまで大学の教授の面白エピソードやバイトの話など他愛のない話をしていたのに由美子が唐突に思い出したように切り出してきた。