精一杯の、好き。



その先は階段だったから、その人のおかげで

水筒は階段を転がり落ちずにすんだ。


「ごめんなさい!」


慌ててその人のもとへ行って、謝った。


「先輩?」


「え?佐々原くん!」


こんなとこで会えるなんて!


「大荷物ですね…!大丈夫てすか?」


佐々原くんは水筒を拾ってくれて、私に渡してくれる。


「ありがとう!佐々原くん!ごめんね、急いでたのに!

 もうチャイム鳴っちゃう!佐々原くん3階なのに!じゃあね!」