精一杯の、好き。



「深実~!」「深実ちゃん!」


とたんに皆駆け寄ってきてくれて、少し私の荷物を持ってくれた。


「ありがとう~!ごめんねぇ。」


「いいっていいって!さぁ、走れ~!」


麻知ちゃんの言葉で、皆駆け出す。


音楽室は4階にあるから、私たちのクラスの階の2階まで下りなくちゃいけない。


「あっ!」


皆に少し荷物を持ってもらったにも関わらず、

まだ両手に荷物いっぱいだった私は、水筒を落としてしまった。


そしてそれはある人の足元に転がっていってしまう。