【完】金曜日は、八神くんのモノ





「えっ、ちょっ…なん…っ」


なんで心の声がバレてんの!?

超能力とか、そんなもの信じちゃいないけど、流石にこれはエスパーを疑ってしまう。




「先輩、俺がどれだけ先輩のこと見てたと思ってるんですか?
考えてることくらい顔見りゃわかりますよ」




「あー…
今年の5月からだからー、4ヶ月?5ヶ月くらい??
何、ストーカーなの?」


「ちょ、マジレスしないでくださいよ!それとストーカーじゃありませんー!」




ふくれっ面で強引に手を掴まれて、


「わっ」

斜めに傾いたあたしを、八神くんが支えてくれる。




「ちょっと、なにすんーー




「先輩、好きなんですよ。そろそろ気づきません?」






いつになく真剣な瞳の八神くんが、目に映る。



顔、近い…!

八神くんは、性格はこんなだけど、顔は!顔だけはいいから!

絶対、今、あたし顔赤い。



「ちょ、っ、八神く…っ」





















「なーんちゃってー」