【完】金曜日は、八神くんのモノ





「そういや聞こうと思ってたんですけど」

「なに?」

「先輩って新堂先輩のこと好きじゃないですか。」

「っ…!!?はいっ?!」



そういうのをしれっと言わないでほしい。

危うく苺が喉に詰まるところだった。


毎回思うけど、なんでこいつはこんなにあたしのこと知ってるわけ?!



「…まぁ、新堂くんのことは好きだよ。嫌いなら一緒に図書委員なんて出来ないし」


できるだけ平静を装って言う。こんな奴に知られたら、どうなるかわかったもんじゃない。

そう、思ったんだけど。



「先輩、それで隠してるつもりなんですか??バレてないと思ってるんなら、それは結構バカですよ」


バカって。先輩に向かって言う?普通。

それに、『それで隠してるつもり』って、あたしはそんなにわかりやすいんだろうか。


「やっぱり好きなんじゃないですか」

「…っ」


か、カマかけられた………。


「好きなら、なに」

「え?そのキッカケでも聞きたいなぁ〜って」