……は?
え、いや……は???
「なんなの、『なんちゃって』って」
「なんとなく、言ってみたかっただけなので〜」
ヘラヘラ〜と笑う八神くんの横顔を、じとーっと見つめる。
まぁ、八神くんは歳下だし、あたしは歳上だから、恋愛対象にはならないってことくらい、わかってる。
そしてきっと、あたしがわかってるってことも、八神くんはわかっていて。
…だけど!!!
普通冗談でもそんなこと言う?!!
気まぐれで女の子の気持ちを弄ぶのも、いい加減にしてほしい。
あたしはするり、と繋がれた手を離した。
八神くんが、ちょっと驚いた顔で、こっちを見る。
あー…でもなー、さっきのなんか、悔しかったしなぁ。
歳下の男の子に、振り回されるだなんて。
…だからちょっと、イジワルしちゃお。



