【華side】


ふぁー。よく寝た!


昨日はあれから帰ってきてすぐ寝ました!


なんか色々と疲れてたからね。


今日は学校が休みだからゆっくりしてようか____プルルルルルル...プルルル...


ガチャッ


「はい、もしもし?」


「神楽か...?」


電話をかけてきたのが水無月君だったので思わず切ってしまった。


え、え?


連絡先交換したら普通先にメールとかだよね!?


プルルルルルル...プル


「はい...もしもし...」


「なんで切るんだよ」


「いやー。ビックリするでしょ普通!?」


なんなの、水無月くんって...


「悪かった...。今日暇か?」


「直球だね...。暇だけど?」


「良かった。昨日のお礼で買い物とかでもどうかと思って。」


「いいよ?葵にも伝えとくね。」


「前田はいい。」


「でも...昨日案内したのほとんど葵だったよ?」


「男2人と女1人じゃいにくいだろ。」


んー、まあ。そうなんだけどさ?


水無月くんみたいなイケメンとふたりきりとかデートかよ!?


「...そんなことはないけど。」


「だとしても前田はいい。」


そこハッキリ言うね!?


「神楽と2人がいい。」


爆弾発言で顔にだんだん熱が集まって行くのがわかる。


「分かった...待ち合わせは?」


「神楽の家教えてくれないか?」


「私の家!?遠くないかな」


「大丈夫だから。」


水無月くんがそういうので私はあとから住所を送っといた。