漣side*


桜が舞うこの季節。去年の今頃俺は美羽に出会った。

学園1のマドンナがまさか俺の彼女になるなんて…

とにかく天然でとにかく鈍感な俺の彼女である一之瀬美羽。


今だって

「れーん‼かまってよ…」

うるうるしながら俺を誘ってる。

細くて背ちっさくて、それなのにそぉーんなえっちなおっぱい…

走らなくていいよ?おっぱい揺れてる笑

とか思いながら俺はちょっとだけ意地悪したくて無視をした。

俺ばっかり大好きで俺ばっかり嫉妬して俺ばっかり心配して。

そんなの俺だってわかってるし、気づいてる。

だからちょっとだけ意地悪したかった。

やばい、俺。

怒らせた?

美羽出てっちゃった…

追いかけようとしたときにはもう遅かった。

美歩ちゃんが美羽のとなりにいた。