「やんだら帰るつもりだったんですけど、見てた映画が面白くって長居しちゃいました」
「ってことは、なに。悠汰の家にノコノコと上がり込んだあげく、ゆっくりしていったの?」
「せ、先輩……?」
「なにかあった? 悠汰と」
なにかって……
「お、押し倒されは、しましたが。なにもなかったですよ?」
「茉帆ちゃん……バカなの?」
突然不機嫌になる先輩。
「普通行かないでしょ。男の家に」
「だって、大雨で……」
「悠汰が自分に気があること知ってたんじゃないの?」
「それは、そうですけど」
「やっぱりバカだね」
「なんで先輩に、そんなにバカバカ言われなくちゃならないんですか!」
「そんなの……茉帆ちゃんのことが、好きだからだよ」


