「それじゃあ、化学室の掃除行くか」 「あ、そうだった……!」 「忘れてたんかい」 軽くチョップしてツッコミを入れてくる柳くん。 そんな柳くんとわたしのやり取りを見て、あの子が顔を歪めていたなんて――このときのわたしは、気づきもしなかったんだ。