「あはは、心配しなくても、ペッタンコじゃん」 ――ポンと。 制服の上から、胸にタッチされてしまった。 「子供みたい」 そういって、クスリと笑う先輩。 人が…… 人が、1番気にしていることを……!!! 「小さくて迷惑かけました?」 「え?」 「まな板で悪かったですね」 「誰も、そんなことは……」 先輩から勢いよく雑誌を奪い取ると、今度はサヨナラも言わずに、屋上をあとにした。