「そういえば巴。お前、今日ので友達居なくなったぞ」
「は?まじでか」



そりゃそうなるか。
あんな顔で暴言吐いてたんだし。まぁ、吐いてたのは陽葵なんだけど。



「まぁ、俺には諒平がいるもんな」



と横に声をかけるといなかった。




「アガとようやくまともに話せるな」
「兄が面倒臭い事にスガを巻き込んだからね」



諒平と陽葵は先々進んで、久々の会話とやらをしている。
俺の目の前にいる2人は…特に陽葵は、いい笑顔をしている。

うん…。
俺、自分のとこだけを考えすぎてたかも。

自分の髪をくしゃくしゃ掻き回し、2人の数本後ろを歩いた。