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時間通り放課後に凜の教室まで迎えに行き、マンションへ向かう。



「大きいね」
「いや、それほどでもないよ」



少し照れながらエレベーターを使用し、自分の部屋まで行く。鞄から鍵を取り出し、開けた後扉を開ける。



「……っっ」



玄関を見た後、開けた扉を閉じる。



「巴くん?どうしたの?」
「うん、ちょっと待ってね」



俺は動かせる分だけ精一杯脳を働かせる。
家族以外に部屋の鍵を渡してないのに、何で見慣れないローファーがあるんだ?

…うわっ…ちょっとマジでわかんない。

もう1度確認しようと扉を開ける。



「…へ?」
「……誰?」



そこに居た人物に俺と凜は思わず声が被る。




「巴くぅーん」



俺の家に居たヤツは、語尾にハートでも付きそうな声で俺の名前を呼ぶ。




「巴くん?聞いてないんだけど」
「え?あ……」