記憶がない。

私たちは友達ではなかったはず。

でも、こんな満面の笑みでかき氷食べて…


しかも、それだけではない。

私の家に来てからの久保川くんの行動。

久保川くんの口元を拭ったこの手。


私たちの知らないところで何かが起きていた、ということだけはわかる…でも、何が?

不気味で、得体の知れない不安が胸に広がった。